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1995〜96年度会長ハーバート・ブラウン氏は「家族への献身」を強調事項と定め、毎年2月第2週を「家族週間」としました。2003〜04年度会長ジョナサン・マジィアベ氏はロータリー家族の推進を強調し、毎年12月を「ロータリー家族月間」とすることを宣言しました。それは、物故会員の配偶者も含めた家族が参加できる活動を計画したり、家族の重要性を認識するように促すものであります。
2004年2月国際協議会でRI会長エレクトのグレン・エステス氏は「テーマに関する講演」の中で、ジョナサン会長が「ロータリー家族」を強調されたのは、私にとって実に重要なことでした。それは、ロータリーはこれまでも、現在も、私の家族にとって大きな存在であるからです。それゆえ、私たちは来年度もロータリー家族として、財団学友、研究グループ交換、インターアクト、ローターアクト、青少年交換、RYLAも含めた家族を強調し続けます。そしてロータリー家族委員会は退会防止に重要な役割を担い続けます。
ロータリーが会員を家族から引き離す義務だと思われては困ります。クラブが配慮と思いやりに満ちた雰囲気を奨励し、社交行事や奉仕プロジェクトに家族の参加を得れば、ロータリーは会員にとって生活を豊にする、満足のいく、現実的なものとなります。と述べています。一方、小林 博パスト・ガバナーは「ロータリーの友」5月号の寄稿文の中で、ロータリー家族に一定の理解を示しつつも、2510地区には、2002〜03年度から始まった「家庭奉仕委員会」があり、自分の家族に対する奉仕が、ロータリーの四大奉仕の原点とも言うべきもので、「ロータリーは家庭から」という考えから「家庭奉仕」なのであり、平和で円満な家庭をつくっていく努力をしよう。これはロータリアンとしての人間的資質の向上の狙いがあります。と述べられ「家庭奉仕」と「ロータリー家族」の違いを求められています。
私は「ロータリー家族」の原点が家族への献身であるとするならば、両者の方向性としては同じ方を向いているのだと思います。木に例えるならば、苗木や若木を太い立派な幹に育てるのが「家庭奉仕」であり、やがて沢山の枝、葉がついて実をつけ、それが新芽を増やして林になり、森が育つのが「ロータリー家族」だと思います。2003〜04年度ガバナー月信10月号に、家庭奉仕委員会の和田壬三委員長、高下泰三委員の記事の中に、日本教育研究所が高校生を対象とした意識調査の結果として「自分の両親を非常に尊敬しますか」との問いに「はい」と答えた割合が、韓国55%、アメリカ80%なのに、日本は10%しかいないと記載されています。お読みになった方はショックを受けられたと思います。国民性や歴史的背景によって「ロータリー家族」と「家庭奉仕」のいずれを選んでもよいと思いますが、現在の我国では、ロータリアンが中心となって、若木を立派な木に育てる努力をすることが急務だと思います。やがて林になり、森になることを夢見ながら。


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