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ガバナーメッセージ <第6回>
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ロータリー家族
グレンE.エステスRI会長(2004-05)は「ロータリーの友」2004年12月号のRI指定記事の中で「ロータリー
は、ロータリアンと家族を引き離す方向へ進むのではなく、ロータリアンが家族たちを一緒に連れてくる場で
あるべきです」とロータリーと家族のあり方について語っております。
ロータリー家族月間は2003年から取り入れらました。では「ロータリー家族」という考え方は、どのような
意味を持っているのでしょうか。ロータリアン、そしてロータリーは支援者との間に、家族に似た関係を築く
ことで、多様性を促進すると共に相乗効果を生み出し、ロータリーの素晴らしいDNAを未来に託すための活動
を期待しているのではないでしょうか。そして、その家族が連帯感と友情をはぐくみ、多様な活動と行事を通
して地域社会に奉仕することが大切です。
ロータリーが規定する「ロータリー家族」とは一般的な家族、つまり子供、親、その他の親族、元会員の配
偶者および家族、ローターアクト、インターアクト、青少年交換学生、GSE、国際親善奨学生と学友、RYLA
参加者、その他ロータリーとかかわりのあるあらゆる人々を「ロータリー家族」としています。
ロータリー家族を支援することで、1)友好を築き、2)会員自身の家族関係を向上させます、3)世界理
解と平和を築き、4)国際的な団結と寛容の精神を助長します、5)会員増強に貢献します、6)年齢、性別、
人種、民族、文化、宗教、職業といった多様性に貢献します、7)ロータリーの公共イメージを向上させます、
8)クラブを充実させその奉仕への熱意を高めることができます。
ロータリアンの仲間と家族同様に接する方法としては、1)誕生日や記念日を忘れずに祝い、2)病気や孤
独、困難に直面しているロータリアンに手をさしのべ、3)喪中のロータリアンを励まし、4)出産、結婚や
卒業を共に祝うことで可能です。
家族が参加できるロータリー行事としては、1)家族向けに特別に企画された社交行事、2)特別なプログ
ラムが用意されたクラブ会合、3)募金活動の手伝い、4)地域社会奉仕活動、5)青少年交換学生とグルー
プ研究交換学生の受け入れがあります。
亡くなったロータリアンの配偶者を支援する方法としては、1)ロータリーへの入会を勧める、2)特別な
クラブ行事に招待する、3)「ロータリーの友」を送る、4)クラブ会報を送る、5)定期的に電話で連絡を
取る、6)誕生日を祝うことができるでしょう。
青少年交換学生を家族の一員として迎え入れるには、1)クラブ会員に、青少年交換学生を家族の一員とし
て迎えるよう奨励し、2)青少年交換学生の母国の家族と連絡を取り合います、3)青少年交換学生が母国に
戻った後も、生涯連絡を取り合うことが大切です。
インターアクター、ローターアクター、RYLA参加者を家族として迎え入れるためには1)地域社会活動プ
ロジェクト、募金活動、クラブや地区での社交行事、2)クリスマス・パーティ、交替式、3)地区大会、協
議会、4)他地区のインターアクト、ローターアクト、RYLAの活動や行事に参加者を招待します。
財団学友をロータリー家族として迎え入れるためには、1)ロータリーへの入会を勧め、2)クラブ例会な
どへ講演者として招き、クラブの活動へ参加するよう求めます、3)海外に滞在中は定期的に連絡を取り、4
)学友の帰国を歓迎します、5)「ロータリーの友」やクラブ会報を送ることも有効でしょう。
皆さまのクラブでは、家族と共にどのような活動をされているでしょうか。皆さまはロータリーに家族を連
れてきていますか、この機会に家族と共にロータリー活動の事例を工夫してみましょう。
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