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ガバナーメッセージ <第1回>
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ロータリーは分かちあいの心で実践を
2007−08年度RI会長ウィルフリッド J. ウィルキンソン氏は、今年度のテーマにRotary Shares「ロータ
リーは分かちあいの心」を掲げました。このテーマには、2 つの意味があります。1 つは「ロータリー
は分かちあう」ということであり、もう1 つは、「私たち皆がロータリーを分かちあう」ということです。
ロータリー、ロータリアンは、持てる力を分かちあいます。つまり、広大な範囲の人道的、社会的問題
に挑むプロジェクトを効果的に遂行するために、自らの時間や才能、専門知識、資金を分かちあってい
ます。また、思いやりと熱意を分かちあっています。恵まれない人を助け、より良い世界を築こうとい
う決意を分かちあっています。さらには、ロータリーを世界第一級の奉仕団体へと発展させた比類なき
奉仕への情熱を分かちあっています。そして、ロータリー組織の末永い繁栄のために、ロータリー家族
に重きを置かなければなりません。と説いています。
ロータリーの良き理解者である後継者を育成しなければ、100年を迎えたロータリーも200年を迎える
ことは困難になる可能性があります。私たちは未来のロータリーのために後継者を育成する責務がある
のではないでしょうか。
「ロータリーは数より質」といわれる方がおります。これは正しいことだと思います。しかし、「数
があってのロータリー」といわれる方もおります。これも正しいことだと思います。最も大切なことは、
入会した会員がロータリーの本質を理解してこそ、意義があるのではないでしょうか。私たちには「ロー
タリーの綱領」という、かけがえのない、財産があります。そして、この度、2007年規定審議会において、
07−29制定案として、標準ロータリー・クラブ定款に四大奉仕部門を含めることが採択されました。ロー
タリーは職業倫理運動であるといわれております。私たちはロータリーの本質を認識するチャンスに恵
まれたのではないでしょうか。「私たち皆がロータリーを分かちあう」ということは、ロータリーの理
念の上に奉仕の成功の喜びやそれによって生じる友情を分かちあうことではないでしょうか。
「分かちあい=Share」は不要になった物を分け与えるのではありません。お腹を空かした人に食事を
施すのではありません。共に食卓を囲んで食事をすることです。つまり「Share=共有」することなので
す。ロータリアンの皆様、Rotary Shares「ロータリーは分かちあいの心」を実践しましょう。1 年の月
日は意外と短い物です。今すぐ出来ることから始めましょう。今年度のテーマは2006−07年度のテーマ
を引き継いでいます。「Lead the Way」率先しましょう。
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