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ガバナーメッセージ  <第6回>

「ロータリー家族」

 ロータリー活動の中には、各ロータリークラブでの活動、各地区での活動、そして、 国際ロータリーのプログラムに基づく活動とロータリー財団のプログラムでの活動 がある。個人のロータリアンとしての活動にもそれぞれに関係する人々が絡み合う。
そのすべてを含めて、ロータリー家族と呼んでいる。
100年の年月を経て、ロータリー家族は増大の一途のように思われる。
あまり大きな広がりは本当に家族として理解される範囲を遙かに超えてしまうよう に思える。その規模は地球全体に広がっているのである。
 しかし、原点に立ち返ると、個人としての活動はすべて、その個人が所属してい る家族の理解の元に成り立っていることがわかる。
家族は社会生活の原点であり、家族の信頼の絆が世界平和の基本でもあることは間違いのないことである。
家族間の意思疎通の乱れが社会生活を混乱に陥れ、世界平和の破壊へと繋がると言っても過言ではないと思う。
ビル・ボイドRI会長は国際協議会に於いて、次のような発言をされた。
「一流のレストランで催されるダンスを兼ねた正式な晩餐に出かけることは、退職しているロータリアンにとっては格好な 行事かもしれませんが、小さな子どもを抱えた会員となると、話は全く違ってきます。後者のロータリアンにとってこの行 事は、子供と接する時間を削り、高額な費用に頭を悩め、さらにはベビーシッターの心配までしなくてはならないものです。 そうなると、楽しみというよりは負担のほうが大きくなるでしょう。代わりに週末にバーベキューやピクニックや奉仕プロ ジェクトを行えば、家族全員が参加出来るばかりでなく、コストも抑えることが出来、浮いた費用は他のニーズに回すこと が出来ます。それに、このような行事を行えば、新会員もクラブに対して親近感を抱くはずです。」このことは、ロータリー のプログラムに関係したいわゆる「ロータリー家族」も大切ではありますが、本当に大切にすべきは自分の直接関与してい るまさに自分の現在の家族のことであります。
 家族、特に配偶者の理解がなければロータリー活動は満足に進めることは出来ません。そこに自分の子供達が加われば、 本当に大きな支えとなり、真のロータリー活動が可能となるのです。
現代社会に於いて、家族の絆は崩壊の一途をたどっているかに見えます。朝食を摂らない高校生が60%も存在し、食事を 家族と共に摂らない小中学生も増える一方のようであります。せっかく食事を共にしていてもそれぞれが好きなものを好き なように食べ、一緒に暮らしていてもあたかも一人一人がホテルの一室に宿泊しているかのような家族の形態が報告されて おります。
 こんな世情を身をもって正すこともロータリアンの使命であります。
その意味をこめて、当2510地区では、小林PG年度から「家庭奉仕委員会」「子ども奉仕委員会」を発足し活動を展開し一 定の成果をあげ、進むべき方向は、それぞれのロータリアン自身の行動の中で率先していくべきであるとの方向付けがなさ れ現在に至ったわけであります。当年度に家庭奉仕委員会、子ども奉仕委員会という委員会そのものは存在しませんが、社 会奉仕委員会の中で重要な位置づけを持って根深く活動を展開中であります。
皆様のご理解の元に、ロータリアンが率先してベストの家族のあり方、ベストの子供の育成について、常に指導的立場にあ るよう自覚が持てるような具体的方策を今後も持続して検討していく所存であります。
ロータリアンが自ら率先して良いことを実行していくならば、真っ先に家族からの理解は約束されるものと確信しています。
家族が、自分にとっては最大の味方であります。
皆さんの家族に、どんな勲章よりも、ロータリアンの家族であったことに誇りが持てる時が来ることを信じております。



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