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ガバナーメッセージ  <第12回>

ロータリー親睦活動月間

 私の友人にヨットマンがいます。彼の苦労話の中で、はっと目が覚めた気がした ことがあるのです。
 私たちは、登山家とか冒険家が自然と格闘して目的を達することは想像を絶する 苦難の道のように感じています。「自然の脅威」を何度も感じているからです。彼は 何度も世界一周の冒険を達成しています。ある時は家族で、ある時はボート仲間で、 ある時はコース別に希望するお客を乗せて荒海を乗り越えています。
 「嵐の海は大変でしょうね!」と言いますと、彼はなんと「凪の日が何日も続く方 がずっとずっと大変なんですよ」と答えました。
 凪の日が何日も続くと、何もすることが無く同じ日課を淡々と繰り返す日が続き ます。
 そのうちに仲間の些細なことが非常に気になり出すそうです。デッキにごろんと 寝転がっていると、その上を無言でまたいでいく仲間にいらだちと嫌悪感が吹き出 して、たちまち大げんかになるそうです。凪の日々は一触即発の爆弾を抱えている のと同じ状態なのだそうです。一転して大嵐になると、仲間はそれぞれの位置につき、 あうんの呼吸で嵐に立ち向かい見事に難関を突破するのだそうです。その時のチー ムの一体感と信頼感は言葉に表せない感激なんだそうです。だから、嵐が来なけれ ば世界一周なんか出来ないんだと言うのです。
 この世で一番恐ろしいのは「人の心」なんだと言うのです。自然の方がずっと扱 いやすいのだと言うのです。
 近年世界の各地で発生する自然災害は日本でも例外でなく、地域での被災者にとっ ては生命と生活の危機に直面します。しかし、長年の災害地の復興状況を見てみま すと、そこには今まで決して経験することの出来なかった世界中からの「人の心」 が押し寄せてきているように思えます。
 ロータリーが100年続いてきたのは「人の心」を第一の基本としたところにある と思います。個々人の心を大切にしてきた証でもあります。「人の心」の向上を親睦 の中から目ざし続けていることであります。
 いつも凪の日ばかり続いていればロータリークラブも分裂、破壊の日を迎えます。
 天候などの自然現象は人の意の通りには決してなりません。同じ事で「他人の心」 も自分の意の通りには決してなりません。
 しかし、自分の心は変えることが出来ます。言い換えますと世の中で変えること の出来るのは「自分の心」だけに他なりません。
 「自分の心」を現在より向上させて変えていくのが「超我」であります。
 「我」をはると言うことは、自分を変えることの出来ない人のことであります。少 なくとも自分を変える努力をしない人はロータリアンではないと思います。
 嵐が来なくとも自分を変えることは出来ます。それは「勉強」に他なりません。 その機会はロータリーに充分に用意されています。100年の蓄積があります。
 素晴らしいロータリアンがどのクラブにも沢山活躍しております。彼の行動には ロータリーが染みついています。ロータリーは学校で教わる教育ではありません。 自分が変わる楽しさをロータリーで共に楽しみたいものです。


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