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ガバナーメッセージ  <第3回>

「ロータリーと青少年との関わり」

 1910年、シカゴクラブは社会奉仕の分野で社会奉仕を企画する最初の常設委員会 「公共問題担当委員会」(Civic Committee) を設置しました。設置までには数々の逸 話が語り継がれていますが、この常設委員会の他にも特殊専門的社会奉仕活動が必 要な場合に別の独立した常設委員会を設置したのであります。
 1921年のことであります。二つの重要な委員会が常設されました。一つは「少年 活動担当委員会(Boys Work Committee)」でありました。
 青少年が未来の社会を担っているという展望に立って、青少年の諸々の活動を援 助するものであり、1912年に組織されたボーイ・スカウトを助成したり、ユース・ ホステルを育成するという重要な活動を行ったのでありました。そしてもう一つは 「身体障害児問題担当委員会(Crippled Children's Comittee)」でした。
 これらの重要性を認識した国際ロータリーが正式にその活動を承認し、現在に至 るロータリーと青少年との関わりが発展を続けているのであります。
 これらが国際ロータリーに承認されたことについて、当初、団体名を用いた団体 行動はロータリーになじまない理由から批判の声も多かったようですが、事態の必 要上やむを得ない場合に於いては団体意志を持って救済を必要としているものに対 して奉仕活動を行うことはロータリーの本来の趣旨に合致するという意見が大勢を 占め、周知のように1923年のセント・ルイス大会に「ロータリー・クラブは団体と して社会奉仕を行いうるか否か」の決議が提出されたのであります。ここでの決議 34号はあまりにも有名であり、現在のロータリー・クラブの社会奉仕の基盤となる のであります。趣旨としてはクラブはその奉仕活動に際しては完全な自主独立性を 有すること、他クラブはこれに干渉しないこと、しかし他クラブは他クラブの実験 例を無視・軽視しないことということで、現在のロータリー社会奉仕活動を確立し た功績は非常に大きいのです。
 我が地区では苫小牧駒澤高校が甲子園から優勝旗を勝ち取り、嘗ては妹背牛商業 高校が大活躍し、常呂のカーリング娘がオリンピックで大活躍しました。
 青少年は指導者次第でとてつもない想像もつかなかった力と才能を発揮します。
現代社会に於いて、青少年を引っ張る大人の存在があまりにも少なすぎます。
ロータリアンは青少年に身をもって模範を示すだけでなく、出来る限りの育成に取 り組まなければなりません。
金銭的な援助は一時のその場しのぎにしかなりません。いまこそ、ロータリアンの 職業と経験と倫理観を発揮させるときであります。
どんな小さなことにでも、青少年に関わりながら一緒に歩むことで力を与えること が出来ます。青少年に力を与えることは逆に私たちロータリアンにも、大きな力と なって帰ってきます。
どうか、この一年行動しましょう。
少子化で少ない青少年をもっともっと大事にしましょう。
地域に沿ったニーズを追求し、青少年に夢を与えましょう。
そして、私たちも楽しい夢を一緒に見ようではありませんか。



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