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ガバナーメッセージ  <第2回>

「ガバナーメッセージ」

 今年度RI 会長、ウィリアム・ボイド氏はニュージーランド出身であり、彼と同じ出身地で1959−1960年度RI 会長ハロルド・T・トーマスの著書「ロータリー・モザイク」について、国際大会テーマ講演最初に述べた。この著書の日本語訳を担当している方が松本兼二郎氏で、1967−1969年度のRI 理事、東京RC 会員である。
 序文に1974年7月、国際ロータリー元事務総長ジョージ・R・ミーンズ氏は、「成就された成果は一人一人のロータリアンが、それぞれ種々雑多な寄与貢献を捧げた結果として出来上がっているのであるから、これを” ロータリーのモザイク” と呼ぶことは誠に当を得たものであろう」と述べている。
 本文の中で、トーマスは会員の多様性について強調し、多様性の重要性は最初のロータリークラブの礎石であり、その重要性はロータリーの拡大につれ増大した。構成人員の多様性、考え方の多様性、活動の多様性、しかし、それらはいずれも皆共通の目的に統一された中での多様性である、と述べている。
 ウィリアム・ボイドRI 会長はどんな小さな組織でも、それを運営するには機構が必要であり、ロータリーも1世紀にわたり、確たる機構を確立してきた。しかしながら、これらは目的を達成するための手段に過ぎず、あくまでも、「より良きロータリー、より良きロータリアン」がその目的であることを肝に銘じておかなければならない。と述べました。
 ともすれば、「手段」が「目的」であるかのように誤解され、手続要覧が聖書のごとく絶対視されることがあるが、手続要覧をはじめRI が提供する推奨事項はあくまでも一手段の提示であり、目的を見失ってはならないと言うことであります。
 より良きロータリー、より良きロータリアンを目指し、あなたから「率先しよう」が、今年度のテーマであります。
 仲間が増えなければ奉仕の輪はしぼんでしまいます。友人の輪を広げるためにはどうしても出会いの場を多くする必要があります。週に1回の例会の場は最低限度のあなたの責務です。例会での「笑顔」はあなたの最低限度の奉仕であります。
 会費や財団寄付、米山奨学会の寄付、ニコニコBOXなどの支出もより大きな奉仕の輪の大切な資源となりますが、基本である友人の輪を直接には広げることはできません。
 まずは、元手のかからない「笑顔」と「握手」で友人の輪をひろげ、その後で、あなたの貴重な財産を少しだけご奉仕願います。
 例会に出席するとほっとする。少年の心に戻ることができる。社会的な地位も例会では関係がない。例会は砂漠の中のオアシスである。嘘のない世界がある。それぞれの職業でそれぞれの悩みがあることがわかる。自分は一人ではないことが実感できる。
 こんな素晴らしい例会に出席できる権利を持っているのです。
 会費に見合った提供がない、会長のリーダーシップがない、奉仕の機会がないなどと愚痴を言う前に「あなたが、率先しよう」ではありませんか。
 例会の「笑顔」と「握手」は必ず、友人を確実に増やします。ロータリーの友人は世界中で一番安心な心の許せる友人です。



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