近況報告4 2004/3/29
March 27, 2004
フィリピンに滞在して一ヶ月間、暖かく迎えて入れてくださった3830地区のすべてのロータリアンの方に感謝しています。私はフィリピンの人々は、親しみやすくホスピタリテにあふれていて、今回の滞在を通じてロータリアンマインドの真の意味を理解することができました。3830地区大会では、フィリピンで出会った数え切れないほどのロータリアンの方々と再会することができました。今までの様々な体験したことや出来事が走馬灯のように浮かび上がり改めて鮮明な記憶として心に刻むことができました。ここで学び得た様々な貴重な経験は生涯にわたる宝物となると思います。特にホストファミリーの方々については、本当に家族のように受け入れていただき心から感謝しています。日本に帰国しても交流を絶やさず、異国の家族として親交を深めていきたいと思います。また、幾度となくサポートしてくれたチームメンバーに感謝しています。彼らの叱咤激励があったからこそ、亜熱帯気候の南国で毎日のスケジュールを乗り切り、ホームシックになることなく長期のホームステイを可能にしてくれたのだと思います。
私の出会ったたくさんの人へ“Thank you very much”“Salamat po.”


近況報告4 2004/3/22
17 March

現在、アヤラアラバンビレッジにホームステイをしています。このビレッジは、富裕層の人々が住む町で清閑で美しくどちらを見ても豪邸ばかりです。セキュリティも厳重なのでとても安全な場所です。早朝に散歩に出かけることもできます。
昨日、ロータリアンの所有する専門学校を訪問してきました。生徒の皆さんが2階のフロアーまでぎっしりと大勢い集まり、ネイティブ音楽とダンスで盛大な歓迎をしていただき驚きました。そこで、生徒の皆さんとバンブーダンスを初体験しました。結構難しいものですが、コツをつかむと案外できるもので大変楽しんで参加してきました。その後、世界で一つしかないバンブーオルガンの音色を聞いてきました。とても胸の奥深くまで響きわたる音でとても感動しました。





18 March

Tuloyという施設、学校を訪問しました。ここは、私立の施設でストリートチルドレンがここに滞在し、教育を受けている場所です。最初のイメージでは、ダーティなイメージがあったのですが、公的な施設より清潔で整理整頓されていました。とてもストリートチルドレンだったとは思えないほどすばらしい子供たちでした。おそろいの制服を着て清潔な靴を履き、礼儀正しく”Good morning visitor”とどの教室でも合図もなく一斉に立ち上がり挨拶してくれました。キラキラとした目でにっこり笑って微笑んでくるのです。
9歳から18歳までの500人の子供が生活し、教育を受けていますが、そのほかに500人の子供が通学しているということでした。年齢別のクラス分けではなく、その子供の教育レベルに合わせてクラス分けされて授業が行われていました。
ストリートチルドレンになった経緯はさまざまですが、いずれも食べ物も住む家さえもなく生きていくためにごみを漁り、窃盗等の犯罪を犯し、国のセンターに保護されていくつかの施設を経由して本当にラッキーな子供たちがこの施設に移送されてくるのです。
しかし、ストリートチルドレンは1000人以上いると推察され、保護されて施設で生活できる子供はまだいいほうだと思います。実際に、街の中でストリートチルドレンにお金を求められたことがあり彼らの姿が印象深く残っていて、言葉にできないほど胸が苦しくなり(実は感慨にふけってしまいました)私にできることは何かと改めて考えさせられました。その後、国営の施設に行ってきました。ドメスティックバイオレンス、レイプなど若い女性を保護する施設を見学に行ってきました。チームメンバーやロータリークラブの方々と同行したのですが、施設内にいる女性の目が男性には突き刺さるようでした。ここでは、医師、看護師、ソーシャルワーカーなど26名のスタッフが130名から出産すれば50名以上の女性が生活しているそうです。そして毎月13〜20名の人々が新たに入所してきます。妊娠中の若い母親、思春期前の子供たちなどに出会いましたが、どこか人を寄せ付けない雰囲気があり、心理的なショックは隠しきれない様子でした。
両者の施設を比較すると、前者の私的な施設のほうが恵まれています。後者のほうはボランティアとして生活する人などの給与は保障されていないようです。彼女たちが社会復帰に向けて再生紙で作成した白鳥を購入してきました。写真の小さなピンク色の白鳥です。



 近況報告3 2004/3/16
12 March report

パラワン島のプエルトプリンセサに行ってきました。美しい海、自然がそこにはあり、まるで天国にいるかのような錯覚を感じました。写真では十分にお伝えできないのが残念ですが、本当にすばらしいアイランドでした。

マングローブの木々が遠くに見えます。ここは、ロータリアンのプライベートアイランドだそうです。遠浅なので島の周りをぐるりと歩いてこられます。

11 March report

フィリピンの滞在も2週間を過ぎ、こちらの気候にも慣れてきました。
病院訪問では、フィリピンNo.1の最新設備を備えたセントルークスホスピタル、モダンでまるでホテルのようなエイシャントホスピタル、そして貧困層の生活レベルの人々が運ばれてくる国立のフィリピン総合病院を見学してきました。
セントルークスは、通常は富裕層の人々が利用する病院で、最新の検査、治療が行われているとのことでした。一方で、6億円の経費をかけて社会奉仕活動として無償で貧困層の患者の診察治療を行っていました。受付の段階で、面接が行われトリアージされて診察の順番を待つとのことでした。この外来だけで1日600人の患者がひしめき合うように廊下に並んでいました。エイシャントホスピタルは、本当にモダンなホテルで、写真のとおり産婦人科のドクターである美人の女医さんに案内していただきました。

大場さんの報告にもあるように、フィリピン総合病院の様子はショッキングでした。診察はするのですが、検査、治療、処置にかかわる全てが個人負担になるので、お金が用意できない場合には最善の治療があっても受けられず、患者側の経済的事由により治療が選択されるのです。ICUが工事中とのことで、機械台のようなステンレス製のベッドが廊下に並んでいました。
貧富の格差を実感するとともに国の政策のあり方の問題であることが理解できました。異国人である私には何もすることができず、ただ見ていることだけしかできませんでした。
帰国してから、見てきたこと、体験したこと、感じたことを伝えていくことが、唯一私にできる大きな役割であることを再確認しました。

近況報告3 2004/2/29
Report 2/29

フィリピンのロータリアンはホスピタリティあふれる方達ばかりで本当に感謝する毎日です。こんなに歓迎されていいのかなと思ってしまいます。午前中と午後の担当クラブが異なるので毎日多くの方と知り合い、名前と顔を覚えるのが一致せず、ホームステイ先に戻って思い出すのが困難なことも多々あります。
英語のほうは、片言でも自分の意思をホストファミリーになんとか伝えられるもので少しビックリしています。体全体を使ったコミュニケーションですが思ったより通じるものです。困ったときには、リーダーが通訳して調整してくれますし、また、現地の大場さんが用意してくださったセルフフォンでメンバー間での連絡も取れるので安心してホームステイを過ごせています。
食生活では、必ず一日1回以上、毎日フィリピン料理を食べています。私の好みで覚えた料理は、マンゴーの入った酸味のあるサラードとカリカリというピーナッツソースで野菜やポークを煮込んだ料理でこれは塩気のある薬味を入れるとおいしくなります。一見カレーに見えますが、味はまったく違うものです。実を言うと、フィリピン料理をいろんな場所でご馳走いただくうちに同じ料理でも味の違いがわかるようになりました。フィリピン料理は油脂を多く使用していて、また、私の大好きなマンゴーは糖質が多くハイカロリーなので太ってしまったようです。
本当に五感をフルに活用して毎日毎日新しいものに触れて充実しすぎるくらい内容豊富な毎日を過ごしています。フィリピンの時間の流れはゆっくりしていて同じ一日でも長いように感じますが、実は、スケジュールが盛りだくさんで日々新しい体験があるので、一日にこんなにも多くのことができることに気づかされます。
GSEメンバーとしてこのプログラムに参加できて本当に感謝感謝の毎日です。
I’m very happy.

 近況報告2 2004/2/20
 出発まで1週間と迫り、荷物の準備や身辺整理に追われています。 自分の心配は二の次という感じで、家族のことや仕事のこと等 他のことが気になってなんだか落ち着かない日々を過ごしています。 もっと、早めに準備しておけば良かったと後悔しても仕方がないので、 とにかくリストを作って、一つ一つクリアするよう取り組んでいます。 ところが、一つ解決すれば、また一つ思い出して書き埋められていくので なぜかやってもやっても「やることリスト一覧」が減っていかず困惑しています。 とりあえず、Must問題を片づけて、may問題はやれるところまでやって、 残りは、帰ってきてからの宿題にすることにします。 今週末までには、気持ちの上でもけじめをつけてフィリピンでの滞在が、 より実りあるものとなるよう準備を整えます。 今日は、忘れ物がないかどうかリストを見ながら点呼確認する予定です。 不足の物を確認しておこうと思います。 このような出発までの残り1週間を慌ただしくて恥ずかしいのですが ご報告いたします。

近況報告1 2003/12/18
 今年も残すところ僅かになり、出発まで2ヶ月程と何かと心せわしくなってきました。定期研修においては、GSE委員の諸先生のご厚情、ご支援のもと、着々と準備が整いつつあります。私メンバーのために大切なお時間をさいてくださいまして、心からお礼申しあげます。
  現在、現地でのプレゼンテーションやパフォーマンス等の猛特訓中です。毎日の通勤中には英会話を聞きながら、昼食では英語の「Sukiyaki」、タガログ語の「息子よ」をヘッドホンで聞きながら何とか頭の中にインプットして閉じ込めようとしているものですから、少し大きくなってきたような気がします。12月からメンバー間でミーティングを毎週行っています。頼もしい男性のお二人がリーダーシップを発揮して大活躍してくださって、また3名ともに若者パワー全開という感じで本当に感服しています。メンバーに助けられて頑張れる自分がいることに気づかされ、本当に仲間に恵まれて良かったと感謝いたしております。
 今後ともいろいろご相談、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくご指導、ご鞭撻くださいますようお願い申しあげます。
 寒さ一段と厳しく、インフルエンザ流行の兆しの声がきかれるようです。ご多忙の折、お体ご自愛くださいますように、お祈りいたしております。まずは、近況報告を申しあげます。