| | 2007-08年度のRIテーマについて |
2007-08年度のテーマ、「ロータリーは分かちあいの心」は、ロータリーを通じて「普通の人々でも素晴らしい仕事がやり遂げられる」ことを私たちに日々思い起こさせる言葉である……。2007年国際協議会の開会本会議で、ウィルフリッド J. ウィルキンソンRI会長はこう述べました。
「ロータリーは、私たちの手と心とが成し遂げる仕事を通じて示される愛ゆえに素晴らしいと言えるのです。ロータリアンとして、私たちはただ口先で人類愛を語るだけではありません。ロータリアンである私たちは、その愛を実践し、分かち合い、互いに助け合うのです」
ロータリーにはあらゆることに「分かちあいの心」があると、米国カリフォルニア州サンディエゴで開かた国際協議会に集まった500人以上の地区ガバナー・エレクトに向け、ウィルキンソン会長は語りかけました。「私たちは、私たちの時間と才能とお金をニーズを抱えた人々と分かちあっています」
さらに、次のように続けています。「ロータリーにおける分かちあいとは、自分自身に不要となったものを施すことではありません。分かちあいとは、人のために我を忘れて自らを捧げることです」
ロータリアンはただ独りで分かちあいを実行せねばならないわけではない、単独のクラブでは地域社会へのニーズに応えきれないというのであれば、世界中のロータリアンに支援を求めればよいのだ、とウィルキンソン会長は述べました。
「ロータリーは分かちあいの心」とは、単なるテーマではなく、実行への呼びかけでもあります。国際協議会で受ける研修の成果と感動を携えて次年度に臨む次期ガバナーとして、自らの指導力、スキル、そして献身を分かちあい、クラブと地区をさらに充実させることに全力を傾けるよう、ウィルキンソン会長は呼びかけました。
ロータリーを分かちあうことは、ロータリーを強めるだけでなく、ロータリーを奉仕の第二世紀にも末永く存続させていくものです。「ロータリーは分かちあいの心」はまた、地元のロータリー・クラブに入会するよう人々を誘うことも意味しています。
「ロータリーは発展しなければ、分かちあいの心を持ち続けることはできません」。ロータリーが成長していくために、次年度に1人の新会員を入会させることをクラブ会長に指導するよう、ウィルキンソン会長はすべての次期ガバナーに要請しました。
「新会員なくして、ほかを語るわけにはまいりません。(若者と新会員がいなければ)ロータリーは数十年のうちに消滅してしまうからです。既にそのような残念な結果を招いたところも多くあります」
新クラブ会員を迎え入れるという大切な仕事に加え、元ロータリアンの存在も忘れてはならない、亡きロータリアンの配偶者も含め、元クラブ会員にも参加してもらう必要がある、とウィルキンソン会長は訴えました。
さらにウィルキンソン会長は、人々を援助できるこの機会が二度と訪れないものであることにも触れました。
「この一年間は、地区ガバナーとして、クラブを支え、導き、皆さんの長所と愛を分かちあうチャンスです。さまざまなことを求められる年になるでしょう」
「今年度、ロータリーを余すところなく自由に分かち合ってくださるようお願いいたします。愛を持って、仕事に励んでいただきたいのです。そして、人々のために奉仕する行為のすべてがロータリーの魔力の一部であることを、どうか忘れないでください。その魔力とは、皆さんや私のような普通の人々にまったく想像もつかなかったような素晴らしいことを成し遂げさせる力です」
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